映画 アズカバンの囚人 感想

2004年6月19日 

「ハリー・ポッター アズカバンの囚人」先行上映 いってまいりました!!

まず最初に……

シリーズの中で……最もおもしろい作品になった、と私も思いました。

3巻は親世代も出てくるし、話もダークになってくるし、私としては最も好きな巻、といえます。
そう思っている人は多いはず。

まあ、細かいところはあるにしろ……これだけの時間制限の中で、よくできたな、と素直に思います。
基本的に、いくらタイトルが同じでも、表現方法が変わったら、全く別作品だ、と思ってますし。


私の記憶の新しいうちにいろいろ書いていこうと思います。



映画の冒頭は……
シーツの中でみんなに隠れて魔法の宿題をするハリー。
バーノンおじさんが見に来るのを見計らって寝たふりをするのですが……

ああ、Tシャツを着ているハリーの半袖から出る腕にちょっと大人を感じて、しょっぱなからドキドキする私。

だってさー、ダンってめったに半袖でメディアに出ないんだもん。
そもそもイギリスがちょっと寒いところだから、夏でも半袖になることがあまりないから、だと思うんだけどさ。

こうなんていうのかな、腕についた筋肉の筋とか…今まであんまり見たことなかったから……
…ああ、いきなりのっけから妄想チックですいません (^_^;)A


でも、このバーノンおじさんの入ってくるタイミング。
絶妙ですね~
2回とも会場から思わず笑いが。
つかみはオッケーですよ、キュアロン監督!!(o^_^o)

いきなりマージおばさんが来ることに。
ここら辺展開はやいです。

私としては、ハリーがどうしても行って見たい!と思っているホグズミードに行く許可証をもらうために、バーノンおじさんやマージおばさんに対して、我慢して我慢して我慢してる~~って言うのがもっとでると……
私のお気に入りのハリー大爆発!がもっと生きたのにな~って思ったんだけど。
けどテンポのよさはあった。うん。

でも……やっぱりあのロンの話電のシーンは……カットですか……
それにあのロンハーものにはたまらない(?)ハーたんからの、ロンはどうしたこうしたって言うハリーへの誕生日の手紙も(^_^;)A……まあいいですけど~。

ここで、話の筋とはちょっと関係ないのですが……
ハリーってね、ダーズリー家での歩く姿勢が……とっても悪いのよ。
こうなんていうのかな、首が、というかあごが前に出ちゃってるのよね。
でも、それが顕著なのって、特にダーズリー家のときなのよね。
それは賢者の石でも秘密の部屋でもなの。
わざとなのか(わざとだったらちょっと卑屈に見えすぎて…今一歩なのよね)、天井が低いところではそうなっちゃうのか……

というか、歩き方があまり優雅でないのよ、ダニエル君って。
男の人のウォーキングって肩をつかって歩くんだけど、ちなみに女の人は腰で歩くの、けどどちらも腰がしっかり入っていないとうまくいかないそうで……ダニエル君は明らかに腰が入ってない!!
どうしても、「とてとてとて」という音が聞こえてきそうな歩き方をするのよね。
だから立ち姿が全身が写ってるダニエル君って、なぜかちょっとぱっとしなくないですか?
お顔はもうしみ1つなく、均整の取れて完璧なんですけど……微妙に姿勢が悪いのよ。
ウォーキングとか勉強してくんないかなぁ。



何気にいいと思ったのが、ダドリーの描き方。
自分に関心のあるものにしか興味を示さない、これぐらいの年のわがままな男の子がホントよく出てて……うん。

マージおばさんの風船化はさすがだね、映像的にとってもおもしろかった。
パンフにも書いてあったけど、やっぱりこれかなり力入れたみたい。
話の筋には大きくはかかわってこないけど…結構見せ場にしたのね。
だからあんなにバルーンが飛んでるんだ…
なぜマージおばさんが?!って思ってたけど…
まあ、秘密の部屋よりスマートにやってたので、まあいいいかー。


飛び出しちゃったはいいけど……ものすごく不安になるハリーが、風に吹かれる公園の遊具を使ってうまく表現されてたですね。
まあ、「未成年魔法使いの制限事項」に触れちゃったって言う不安まではわからないですけど、ハリーの勢いでやっちゃったけど……ぽつーんって感じはよく出てたと思う。

で、もう最高なのがナイトバス!!!
これは、ホントーにおもしろかった!!
運転手のアーニー・プランクがもう最高!!
あのおばあさんのシーンやBMW(だったような気がしたけど、ちがうかも)のシーン、そう、ああいうハリーがいいのよ。
二枚目になり過ぎない、深刻になり過ぎないあの感覚。
いいぞ!キュアロン。GO-GO-!!


もれ鍋につくともれ鍋の亭主のトムと魔法省大臣ファッジが待ってます。
ファッジのおもしろさがもうちょっとでたらよかったのにな~とちょっと残念。

映画の中ではもれ鍋の中から出てはいけない、教科書類は準備してある、という設定でした。
だから、ダイアゴン横丁でのんびりウィンドショッピングするハリーとか、テラスでお茶するロンとハーマイオニーとかが……やっぱり抜けてました……

まあしょうがないですけどね~~~~(T_T)!!!

そして……スキャバーズの体調不良とか、クルクシャンクスのこととか……
全部すっ飛ばしです。

えー!!

一応、ハーたんが今年から猫を飼い始めて、ねずみのスキャバーズを追っかけてるって言うのはわかるようになってるのですが……

そして、この映画とおして……パーシーが全く出てこない!!
双子は結構いいところで出てくるんですけど……
それにジニーもほとんどでてこないし……
次につなげようと思ったら……ワンショットでも入れておいて欲しかったなあ。



ホグワーツ特急で……おお、ルーピン先生登場だ。
そして、コンパートメントには3人と先生の4人。

すると……おお、ディメンターだ!!
これはかなりいい感じにできているのでは?!
フルCGにして、大正解ですよね。顔の見えないマントってどんなんだろうって思ってたんですよ。ああいうふうなんだ。

でも、ルーピン先生、もうちょっとゆっくり静かに話して欲しいなぁ…。
それに「チョコレートに毒なんか入れてないよ……」も言って欲しかった……。

ホグワーツの大広間に。
新しいダンブルドアのマイケル・ガンボン。
ちょっと怖い感じですね。
なんていうのかな、オチャメさにかけるというか、
ダンブルドアの持ち味のいい感じに抜けた老人力っていうのかな。
それを演じるにはまだまだ若いってことなのか。
でもひげがくくってあるのは原文に近づけてあっていい感じ。
で、あの帽子ですが……キュアロンは今回ダンブルドアをなんと

「元ヒッピー」

のイメージで考えていたそうです。
ああ、だからあの帽子なのか……(*^_^*)

ハグリッド、先生になる、のシーンはよかったですね~
ハグリッドの緊張が手に取るようにわかって……f(^_^;)

そして、「太った婦人」ですが……
これまたグー!!
あのグラスを割るところ、たまらないですよね。

それに、そのあとの、グリフィンドール塔での5人の雑談具合。
も~~~~~~~、最高!!!

さすがキュアロン監督、「永遠の青年」といわれるだけの事はある!!。
思春期の少年のちょっとしたところを描くの、ホントうまい。




とりあえず今日はここまでにします。
ほんじゃば。




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